2008/10/06

独り言

心 - 東京事変
作詩:椎名林檎 作曲:椎名林檎

心と云う毎日聞いているものの所在だって
私は全く知らない儘大人になってしまったんだ

頬に注いだ太陽に肖る快感
前を睨んで性を受け直す瞬間
手に取って触るだけで 解った気になっていた私に然様なら

妙な甘えでもう誰も失いたくない
逢って答えをそっと確かめたいけど
触れ合いに逃避するのは禁止 戸惑いつつも変えているんだ

生まれてしまった恥じらいを今日嘲笑わず耐えて居たい
私は何度溺れたとして泳ぐことを選んだんだって

宵の苦悩に苛まれながら覚醒
縦横無尽に感じ剥がしていく行程
此処で見抜いて新しく会って 向き合う私に気付いて

汚れてしまった恥じらいを今日受け止めて添いたい
私は何度堕ちたとして生きることを選んだんだって

雲すらとうに逃げた後の秋ヶ瀬公園は
私の全く知らない様な刺々しい冬を唄う
心と云う毎日聞いているものの所在だって
私は全く知らない儘大人になってしまったんだ

東京事変

カウンセリングの日だった。
カウンセラーは今の貴方の状態で、そのように活動していることが信じられないと言った。
無理をしすぎなのか。と聞くと、そうです。と答えた。
貴方は結構無理のきく人なんだと思います。
私もそう思います。
でも、誰でも病気になったら、休息は必要です。
はい。
とりあえず、新しい風を吹かせる意味でも、病院を変えてみるのも良いかもしれませんね。紹介状、書いておきますから。


不登校になりかけたときもあった。自殺を本気で考えたときもあった。何年も前から予兆はあったのだ。
周りの人間は私のことを既に「明るい人間」として捉えていた。
私はそのように振る舞わなければならなかった。今もそうだ。
周りの期待が大きいのか、期待に応えようとする気持ちが強すぎるのか。
本当の私はいつも闇の中にいたのだ。

良く独り言をいった。
内容は、自分はこんな人間なのだと説明する内容の独り言だ。
誰も聞いていないところでそんな独り言をいった。誰かに説明するように。
独り言をいいながら号泣したときもある。

誰が聞いていてくれたのだろう。自分の中の誰かが聞いていたのかもしれない。

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