優しさの射程距離。
私はどれくらいだろう。
優しさの適応範囲。
私はどれくらいだろう。
優しさをたくさん持っている人は、色んな色を持っている。
私は、せいぜい黒と白。
虹色には到底かなわない。
手始めに赤が欲しくなって自分を見た。自分の腕に流れてる赤いものがあった。だから腕を切った。
簡単に赤は手に入った。
次は青が欲しくなったから涙を流そうとした。
涙は出なかった。涙は持っていなかったことがわかった。
笑っている人が黄色く輝いていた。でも自分には笑うことはできなかった。笑う元気はなかった。
赤は怒りで青は悲しみ、黄色は喜び。
怒りは簡単に手に入る。悲しむ心は持っていない。喜びなんて忘れてしまった。
こんな欠陥人間に生きる価値なんてない。
こんな欠陥人間に生きる意味なんて見出せっこない。
虹色のあの人は今日も元気にしているだろうか。
白黒の私には虹色の人は尊敬できる存在。神様みたいな存在。
虹色の人だけ元気に生きていれば、この世界は廻ってゆく。
白黒の人間はイラナイ。
だから、虹色の人の心配をしよう。優しい虹色の人がいつも元気でいられるように。
ところで、優しさは何色なのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿