ある時、ある人に、メモをとるなと言われた。
子どもとかかわるときメモをとってはいけないと。
しかし、その人はこうも言った。
書き言葉と話し言葉は違う。書き言葉で話してください。話し言葉は書き言葉にしないと意味はない。
私が、メモをこまめにとっていた理由はこうだ。
人間が物事を記憶するときは内言という話し言葉で記憶している。
しかし、話し言葉はとても不安定なもので揺れ動くのだ。
だから、書き言葉、つまりメモにして記憶しようと考えていたわけだ。
そうすれば、その時の出来事や私の思いを正しく鮮明に記憶することができる。
このある人の言葉には矛盾が存在するのではないかと私は考えた。
そう考えた瞬間私は、うんざりする気持ちになった。
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